トリスタンバン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/04/30 09:32 UTC 版)
| トリスタンバン | ||||||||||||||||||||||||
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トリスタンバン Gallinula nesiotis
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| 保全状況評価[a 1] | ||||||||||||||||||||||||
| EXTINCT (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) 
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| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Gallinula nesiotis Sclater, 1861 | ||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||
| Gough moorhen Island cock Tristan moorhen |
トリスタンバン（Gallinula nesiotis）は、ツル目クイナ科バン属に分類される鳥類。
分布
- G. n. comeri （別種のゴフバン G. comeriともされる[1]）
イギリス（ゴフ島）[2][3]。トリスタン・ダ・クーニャ島へ移入[2]。
絶滅した分布域
- G. n. nesiotis
イギリス（トリスタン・ダ・クーニャ島）[2][3]
形態
全長25センチメートル[2][3]。上面の羽衣は暗黄褐色[2][3]。頭部や頸部、下面の羽衣は黒い[2][3]。体側面には白い縞模様が数本入る[2][3]。尾羽基部の下面を被う羽毛は白く[2]、中央部は黒い[3]。
虹彩は暗褐色[3]。上嘴から額にかけての肉質（額板）や嘴は赤く、嘴先端は黄色[2]。後肢は赤く、黄緑色の斑紋が入る[2][3]。
分類
- Gallinula nesiotis comeri
絶滅亜種
- †Gallinula nesiotis nesiotis Sclater, 1861
生態
深い茂みの中に生息する[2][3]。飛翔することはできない[2]。
繁殖形態は卵生。地表の茂みの中に巣を作り、2-5個の卵を産む[2]。抱卵期間は21日[3]。
人間との関係
ゴミ捨て場で食物を漁ることもある[2]。
野焼きによる生息地の破壊、狩猟、人為的に移入されたドブネズミや家畜による影響などにより、生息数が減少した[2]。基亜種は19世紀に絶滅した[2]。1994年における生息数は6,000-9,000羽と推定されている[2]。
参考文献
- ^ “Gough Island Moorhen”. IUCN 2023. The IUCN Red List of Threatened Species. Version 2022-2.. 2023年4月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ6 アフリカ』、講談社、2000年、87、184-185頁。
- ^ a b c d e f g h i j k 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-II (ツル目)』、東京動物園協会、1989年、79、160頁。
関連項目
- バン属
外部リンク
- ^ The IUCN Red List of Threatened Species
- BirdLife International (2014). "Gallinula nesiotis". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2014.3. International Union for Conservation of Nature. 2015年3月11日閲覧。
- BirdLife International (2014). "Gallinula comeri". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2014.3. International Union for Conservation of Nature. 2015年3月11日閲覧。
固有名詞の分類
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