トミー・ジョンの手術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 01:09 UTC 版)
「1974年のメジャーリーグベースボール」の記事における「トミー・ジョンの手術」の解説
ドジャースの主戦投手トミー・ジョンは前年は16勝、この年も7月までにリーグ最多の13勝・防御率2.59と絶好調だった。しかし7月17日の対エクスポズ戦でシンカーを投げた際にヒジから何かが弾けるような音がした。「変な感覚だった」が痛みは無いのだが球はもう捕手まで届かなくなっていた。急ぎチームの医療スタッフだったフランク・ジョーブ博士の診察をしてX線検査も行い、ヒジの紐帯が断裂している可能性があると診断した。それは1974年当時では投手生命を絶たれたことを意味していた。そしてジョーブ博士はトミー・ジョンにある手術を提案した。損傷した左ヒジの腱の代わりに他の箇所(右手首)の腱を移植するものであった。ジョンは手術をする決意を固め、9月25日に手術が行われた。その後はリハビリに取り組んだ。このリハビリ期間は長く続いた。復活できる可能性は1%と言われ、移植した腱が動き紐帯として十分に機能するかどうかさえ分からない手探りの日々が続いた。
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