トクトア以前のメルキト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/07 22:37 UTC 版)
のちのチンギス・カンことテムジン在世中にウドイト・メルキト部族連合を統括・支配していたのはトクトア・ベキ(Toqto'a Beki < Toqtoγa Beki/Tūqtāy Bīkī)という人物であった。『集史』「メルキト部族誌」および「チンギス・カン紀」などによれば、トクトア・ベキの父はトゥドゥウル・ビルゲ・テギン(Tūdū'ūr bīlga tīkīn)と言い、メルキト部族を統合してキヤト・モンゴル氏族の始祖カブル・カンや、チンギスの大叔父であったクトラ・カン、ケレイト部族のオン・カンの祖父マルクズ・カンらを敗ってモンゴル高原東方をメルキトの支配下においたほどの強大な王者であったらしい。おそらく彼の時にメルキトはモンゴル及びケレイトを一時的ながらも潰滅させたらしい。
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