デンプンの抽出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 03:44 UTC 版)
アロールートの塊茎は、約23%のデンプンを含む。水洗いの後、不快な香りの元となる紙のような鱗片を丁寧に取り除く。その後、再度洗ってから水気を切り、潰してパルプ状にする。粗い布で濾過すると、不溶性の純粋なデンプンが底に沈殿する。これを天日か乾燥室で乾かすと、アロールートが完成し、缶や箱に詰めて販売される。 アロールートのデンプンは、かつてはジャガイモやその他のデンプンと混ぜられていた。純粋なアロールートは、他の純粋なデンプンと同様に、軽く白い粉末である。乾燥すると無臭だが、湯と混ぜると微かな独特の臭気を放つ。ゼリーに調理すると膨張し、大きな粒子を含む低質のデンプンと異なり、非常に滑らかな口当たりとなる。 アロールートのデンプンを顕微鏡で見ると、近位端にへそのある楕円形をしている。
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