デトロイト・ディーゼルとは? わかりやすく解説

デトロイトディーゼル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/05 14:18 UTC 版)

デトロイト
Detroit
以前の社名
GM Diesel
Detroit Diesel Corporation
種類
非公開会社
業種 輸送用機械
前身 ゼネラルモーターズ デトロイト・ディーゼル=アリソン・ディビジョン[1]
設立 1938年
創業者 ゼネラルモーターズ 
本社
製品 ディーゼルエンジン
所有者 ダイムラー・トラック
従業員数
2,300名
親会社 ダイムラー・トラックス・ノース・アメリカ
ウェブサイト demanddetroit.com

デトロイトDetroit)は、アメリカ合衆国トラックディーゼルエンジン製造メーカーである。現在はダイムラー・トラック傘下企業であるダイムラー・トラックス・ノース・アメリカのグループ企業となる。以前の社名はデトロイト・ディーゼル・コーポレーションであった。

1938年の創業以来5億基以上のエンジンを製造し、世界各地で一億基が稼働している[3]。デトロイトが製造するディーゼルエンジンのほかに車軸トランスミッション、電装部品などの製品がある[2]。製造された各種自動車部品はダイムラー・トラックス・ノース・アメリカグループであるフレイトライナー・トラックスウェスタン・スター・トラックス、トーマス・ビルト・バシーズなどの車両製造メーカーで使用されている。ダイムラーに買収される以前は幹線道路向け車両以外の不整地向けや特殊車両向けとなるエンジン製造も行っていたが、ダイムラー傘下に入ってから幹線道路向けを残し全てMTUフリードリヒスハーフェンに対して売却され、2014年にロールス・ロイスに買収されている。

変速機部門であるアリソン・トランスミッションは2007年、オネックスカーライル・グループ出資の合弁企業により買収されグループを離れ資本が独立した。

歴史

1938年 - ゼネラルモータースのディーゼルエンジン事業部(GM Diesel)として設立され、大型自動車トラックバス)、鉄道車両建設機械軍用車両産業発電向け「シリーズ71(英語版)2サイクルディーゼルエンジンの製造を開始する[1]

1955年 - 商用車向けディーゼルエンジン「シリーズ53」を開発。幹線道路(On-Highway)向け車両への搭載が開始される[1]

1965年 - GM Dieselはデトロイト・エンジン・ディビジョン(Detroit Engine Division)となりアリソン・ディビジョンと統合[1]

1970年 - 初となる4サイクルディーゼルエンジンの開発を行っている[1]

1988年 - GMとペンスキーPenske Corporation)による合弁事業デトロイト・ディーゼル コーポレーション(DDC)を設立[1]

2000年 - ダイムラー・クライスラーによって買収される[1]

2011年 - 社名をDDCからデトロイトに改名を行う[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h A TRADITION OF EXCELLENCE CONTINUES AT DETROIT: A MILESTONE TIMELINE”. Detroit Diesel Corporation. 2020年9月5日閲覧。
  2. ^ a b Detroit Diesel Corporation (Detroit)”. Daimler Trucks North America. 2020年9月5日閲覧。
  3. ^ westernbranchdiesel.com article Archived 2017-09-18 at the Wayback Machine.

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