デジタル無線機の維持、管理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/02 15:44 UTC 版)
「消防無線」の記事における「デジタル無線機の維持、管理」の解説
従来のアナログ無線機とは異なり、機器の性能を測定するには、各メーカーが管理している専用のPCソフトが必要となる。このため、購入したメーカーの永続的サポートが必要となる。従来は無線設備を管理していた職員が、簡易的に不具合の状況を確認できたが、デジタル無線機においては、通話ができない状況が確認された場合、結果として軽微な不具合だったとしてもメーカーサポートに頼らなければならないため、維持管理費が増額する状況となっている。このため、機器の保守を年間契約とせず、オンコール対応とする消防本部が増えている。 また、配置換えに伴う呼出名称の変更も、従来であれば総務省への届出だけで済んでいたものが、デジタル無線機ではID、メモリ等の変更が必要となるため、購入メーカーにデータ変更の依頼をしなくてはならず、これも維持管理費の増額の一端となっている。
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