デジタルブーストメーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/10 07:08 UTC 版)
「ブースト計」の記事における「デジタルブーストメーター」の解説
デジタルブーストメーターは、ブースト計の表示部分によるバリエーションの1つである。メーターのデジタル化は、1970年代にスピードメーターを初めとするほとんどの計器で始まったが、スピードメーターなどで採用された7セグメント表示器を使用した数値表示方式は、タコメーター同様にブースト計には向いていなかった。 過給圧は短時間に大きく数値が変化するために読み取りが困難で、またブースト圧は上昇中であるのか、下降中であるのかといった情報がドライバーには重要であるが、その判定がセグメント表示では困難であったためである。このためデジタルブースト計にはLEDをバー状やグラフ状に並べて順番に点灯させ、バーが伸び縮みして表示されるバーグラフ式が採用された。しかし、デジタルタコメーターと同様な欠点として、バーグラフ式では良好な視認性を確保するのに比較的大きなメーター面積が必要なこと、視認性では針式よりも勝る部分はなかったこと、そしてなによりも『目新しさ』以外の実用上のメリットがなかったことから主流にはならなかった。
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