デジタル誘拐
【英】digital abduction
デジタル誘拐とは、ソーシャルメディアに投稿されている他人の子どもの写真を盗用し、あたかも自分の子どもの肖像であるかのようにWeb上で公開する行為の通称である。
デジタル誘拐の多くは、SNS上で賞賛されたい、可愛い赤ちゃんの写真を紹介して「いいね!」をたくさん貰いたい、という欲求が動機になっているとされる。写真の無断転用はもちろん違法行為であり、不測のトラブルに不用意に他人の子どもを巻き込みかねない悪質な行為であるが、デジタル誘拐を犯す者は往々にしてそうした可能性に思い至るだけの情報リテラシーを持ち合わせていない。
デジタル誘拐の危険や被害を予防する手立てとしては、親は子どもの写真を不用意にウェブ上に公開しないようにする、といった自衛策が主にならざるを得ない。
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