ディミトリー・クドリャショフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/07 13:22 UTC 版)
| 基本情報 | |
|---|---|
| 本名 | ディミトリー・アレクサンドロビッチ・クドリャショフ |
| 通称 | The Russian Hammer(ロシアン・ハンマー) |
| 階級 | クルーザー級 |
| 身長 | 189cm |
| リーチ | 191cm |
| 国籍 | |
| 誕生日 | 1985年10月26日(39歳) |
| 出身地 | |
| スタイル | オーソドックス |
| プロボクシング戦績 | |
| 総試合数 | 29 |
| 勝ち | 24 |
| KO勝ち | 23 |
| 敗け | 5 |
| 引き分け | 0 |
| 無効試合 | 0 |
ディミトリー・アレクサンドロビッチ・クドリャショフ(Dmitry Alexandrovich Kudryashov、ロシア語: митрий Александрович Кудряшов、1985年10月6日 - )は、ロシアのプロボクサー。ヴォルゴドンスク出身。元WBC世界クルーザー級シルバー王者。
来歴
2012年10月13日、クラスノダールのガリチ・ホールでイスロイル・クルボノフとCISBBクルーザー級王座決定戦を行い、5回2分5秒TKO勝ちを収め王座を獲得した[1]。
2013年3月30日、ガリチ・ホールでレヴァン・ジョマルダシビリとCISBBクルーザー級タイトルマッチを行い、3回1分29秒TKO勝ちを収め初防衛に成功した[2]。
2013年5月25日、ヴォルゴドンスクのオリンプでプリンス・ジョージ・アクロンとUBO世界クルーザー級クルーザー級王座決定戦を行い、5回2分13秒TKO勝ちを収め王座を獲得した[3]。
2013年10月26日、ロストフ・ナ・ドヌのエクスプレス・CSCでショーン・コックスとGBU世界クルーザー級王座決定戦を行い、2回1分4秒KO勝ちを収め王座を獲得した[4]。
2014年3月27日、ノヴォロシースクのワンダーランドでルボス・スダとCISBBクルーザー級タイトルマッチを行い、2回2分58秒TKO勝ちを収め2度目の防衛に成功した[5]。
2014年5月23日、クラスノダールのバスケット・ホール・クラスノダールでイヴィカ・バクリンとCISBBクルーザー級タイトルマッチを行い、7回2分21秒KO勝ちを収め3度目の防衛に成功した[6]。
2014年10月18日、エクスプレス・CSCでジウリアン・イリーと対戦し、イリーが2回終了時に棄権した為TKO勝ちを収めた[7]。
2014年11月2日、ロシアの大手プロモーターであるワールド・ボクシングと契約を結んだ[8]。
2014年11月28日、モスクワのルジニキ・スタジアムで元WBC世界クルーザー級王者でWBAインターナショナルクルーザー級王者ファン・カルロス・ゴメスとWBAインターナショナル同級タイトルマッチを行い、初回22秒KO勝ちを収め王座を獲得しゴメスに引導を渡した[9]。
2015年4月10日、ルジニキ・スタジアムでフランシスコ・パラシオスとWBAインターナショナルクルーザー級タイトルマッチを行い、初回52秒KO勝ちを収め初防衛に成功した[10]。
2015年5月22日、ルジニキ・スタジアムでヴィカピタ・メロロと対戦し、6回1分54秒KO勝ちを収めた[11]。
2015年11月14日、カザンのタトネフト・アリーナでオランレワジャ・ドゥロドラとWBCクルーザー級シルバー王座決定戦を行うも、全勝全KO勝ちのパーフェクトレコードがストップする2回2分9秒TKO負けを喫した[12]。
2016年2月10日、新しいトレーナーにジョー・グーセンを雇った[13]。
2016年5月21日、モスクワのメガスポルトでフリオ・セサール・ドス・サントスと対戦し、4回1分48秒TKO勝ちを収めた[14]。
2016年12月3日、メガスポルトでサンタンデル・シルガドとWBCクルーザー級シルバー王座決定戦を行い、初回1分44秒KO勝ちを収め王座を獲得した[15]。
2017年6月3日、ロストフ・ナ・ドヌのスポーツ・パレスでオランレワジャ・ドゥロドラとWBCシルバークルーザー級タイトルマッチを行い、5回2分17秒TKO勝ちを収めWBCシルバー王座の初防衛に成功した[16]。
2017年9月23日、テキサス州サンアントニオのアラモドームでWBA世界クルーザー級王者ユニエル・ドルティコスとWorld Boxing Super Series1回戦およびWBA世界同級タイトルマッチを行うも、2回2分10秒TKO負けを喫し王座獲得に失敗、1回戦敗退となった[17][18][19]。
2019年6月16日、エカテリンブルグのKRK・ウラレツでイルンガ・マカブとWBCクルーザー級シルバー王座決定戦を行い、5回2分36秒TKO負けを喫し2年振りの返り咲きに失敗した[20]。
2019年12月21日、クラスノヤルスクのイヴァン・ヤリギン・スポーツ・パレスでヴァクレブ・ペジュサルと対戦し、キャリア初の判定勝ちとなる10回2-1(92-97、95-94、97-92)の判定勝ちを収めた[21]。
2021年5月21日、ヒムキのヒムキ・バスケットボール・センターでエフゲニー・ロマノフとWBC世界ブリッジャー級挑戦者決定戦及びWBC世界同級シルバー王座決定戦を行うも、12回0-3(109-119×2、108-120)の判定負けを喫しブライアント・ジェニングス対オスカル・リバスとの間で行われる初代王座決定戦の勝者への指名挑戦権と王座を獲得出来なかった[22]。
2021年9月11日、エカテリンブルグのRCC・ボクシング・アカデミーでエフゲニー・ティシェンコとWBCインターナショナルクルーザー級王座決定戦を行うも、10回0-3(89-100×2、90-99)の判定負けを喫し王座を獲得出来なかった[23]。
戦績
- プロボクシング:29戦24勝 (23KO) 5敗
| 戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2011年7月30日 | ☆ | 3R 0:43 | KO | オレクサンドル・オクフレイ | プロデビュー戦 | |
| 2 | 2011年9月26日 | ☆ | 1R 終了 | TKO | ヴィヤチェスラブ・シュチェルバコフ | ||
| 3 | 2011年11月19日 | ☆ | 4R 2:17 | TKO | コンスタンチュン・オクフレイ | ||
| 4 | 2012年3月16日 | ☆ | 1R 0:59 | TKO | オバディアール・ムワンギ | ||
| 5 | 2012年5月1日 | ☆ | 1R 2:38 | KO | オレクセイ・ヴァラグシヤン | ||
| 6 | 2012年10月13日 | ☆ | 5R 2:05 | TKO | イスロイル・クルボノフ | CISBBクルーザー級王座決定戦 | |
| 7 | 2013年2月16日 | ☆ | 1R 2:00 | TKO | シメン・パクホモフ | ||
| 8 | 2013年3月30日 | ☆ | 3R 1:29 | TKO | レヴァン・ジョマルダシヴィリ | CISBB防衛1 | |
| 9 | 2013年5月25日 | ☆ | 5R 2:13 | TKO | プリンス・ジョージ・アクロン | UBO世界クルーザー級王座決定戦 | |
| 10 | 2013年9月28日 | ☆ | 5R 0:20 | KO | ルスラン・セメノフ | ||
| 11 | 2013年10月26日 | ☆ | 2R 1:24 | KO | ショーン・コックス | GUB世界クルーザー級王座決定戦 | |
| 12 | 2013年11月30日 | ☆ | 1R 0:50 | KO | ザック・ムウェカサ | ||
| 13 | 2014年3月27日 | ☆ | 2R 2:58 | TKO | ルボス・スダ | CISBB防衛2 | |
| 14 | 2014年5月23日 | ☆ | 7R 2:21 | KO | イヴィカ・バクリン | CISBB防衛3 | |
| 15 | 2014年10月18日 | ☆ | 2R 終了 | TKO | ギウリアン・イリー | ||
| 16 | 2014年11月28日 | ☆ | 1R 0:22 | KO | ファン・カルロス・ゴメス | WBAインターナショナルクルーザー級タイトルマッチ | |
| 17 | 2015年4月10日 | ☆ | 1R 0:52 | KO | フランシスコ・パラシオス | WBAインターナショナル防衛1 | |
| 18 | 2015年5月22日 | ☆ | 6R 1:54 | KO | ヴィカピタ・メロロ | ||
| 19 | 2015年11月14日 | ★ | 2R 2:29 | TKO | オランレワジャ・ドゥロドラ | WBCシルバー世界クルーザー級王座決定戦 | |
| 20 | 2016年5月21日 | ☆ | 4R 1:48 | TKO | フリオ・セサール・ドス・サントス | ||
| 21 | 2016年12月3日 | ☆ | 1R 1:44 | KO | サンタンデル・シルガド | WBCシルバー世界クルーザー級王座決定戦 | |
| 22 | 2017年6月3日 | ☆ | 5R 2:17 | TKO | オランレワジャ・ドゥロドラ | WBCシルバー王座防衛1 | |
| 23 | 2017年9月23日 | ★ | 2R 2:10 | TKO | ユニエル・ドルティコス | World Boxing Super Seriesクルーザー級1回戦 WBA世界クルーザー級タイトルマッチ |
|
| 24 | 2018年9月5日 | ☆ | 6R 2:10 | KO | マウリシオ・バラガン | ||
| 25 | 2018年9月15日 | ☆ | 1R 2:31 | KO | アレクサンデル・ジュニア | ||
| 26 | 2019年6月16日 | ★ | 5R 2:36 | TKO | イルンガ・マカブ | WBCシルバー世界クルーザー級王座決定戦 | |
| 27 | 2019年12月21日 | ☆ | 10R | 判定2-1 | ヴァクレブ・ペジュサル | ||
| 28 | 2021年5月21日 | ★ | 12R | 判定0-3 | エフゲニー・ロマノフ | WBC世界ブリッジャー級挑戦者決定戦 WBCシルバー世界ブリッジャー級王座決定戦 |
|
| 29 | 2021年9月11日 | ★ | 10R | 判定0-3 | エフゲニー・ティシェンコ | WBCインターナショナルクルーザー級王座決定戦 | |
| テンプレート | |||||||
獲得タイトル
脚注
- ^ Kudryashov, Pastukh, Rakhimov Get Wins in Galich Hall Boxing Scene.com 2012年10月13日
- ^ Dmitry Kudryashov Stops Levan Jomardashvili in Three Boxing Scene.com 2013年4月1日
- ^ Nikki Adler and Dmitry Kudriashov Victorious in Russia Boxing Scene.com 2013年5月25日
- ^ Kudriashov Vaporizes Cox in Two, Acquires GBU Belt Boxing Scene.com 2013年10月28日
- ^ Late Results from Russia: Kudriashov, Ekimov Victorious Boxing Scene.com 2014年3月30日
- ^ Dmitry Kudriashov Stops Ivica Bacurin in Krasnodar Boxing Scene.com 2014年5月23日
- ^ Dmitry Kudryashov Batters Giulian Ilie in Two Rounds Boxing Scene.com 2014年10月18日
- ^ Dmitry Kudryashov Inks Promotional With Ryabinskiy Boxing Scene.com 2014年11月2日
- ^ Mickey Rourke Knocks Seymour Out: Chakhkiev Wins Boxing Scene.com 2014年11月28日
- ^ Lebedev Edges Kalenga Over 12, Both Fighters Dropped Boxing Scene.com 2015年4月10日
- ^ Drozd Stops Janik In Nine; Chakhkiev Knocks Out Wright Boxing Scene.com 2015年5月22日
- ^ Afolabi Crushes Chakhkiev; Durodola Stops Kudryashov Boxing Scene.com 2015年11月14日
- ^ Dmitry Kudryashov is Now Training With Joe Goossen Boxing Scene.com 2016年2月10日
- ^ Dmitry Kudryashov, Rakhim Chakhkiev, Dmitry Bivol Win Boxing Scene.com 2016年5月21日
- ^ Denis Lebedev vs. Murat Gassiev - LIVE Results From Moscow Boxing Scene.com 2016年12月3日
- ^ Kudryashov Gets Revenge, Stops Durodola in Five Rounds Boxing Scene.com 2017年6月3日
- ^ WBSS: Dorticos demolishes Kudryashov in two Fightnews.com 2017年9月23日
- ^ Dorticos retains his WBA Cruiserweight Belt WBA公式サイト 2017年9月24日
- ^ ドネア再起戦勝利、ドルティコス強打対決KO勝ち Boxing News(ボクシングニュース) 2017年9月25日
- ^ Ilunga Makabu Stops Dmitry Kudryashov in Fifth of Fierce Fire Fight Boxing Scene.com 2019年6月16日
- ^ Kudryashov Extended Distance, Wins Questionable Decision Over Pejsar Boxing Scene.com 2019年12月21日
- ^ “Romanov Pounds Kudryashov Over Twelve in WBC Title Eliminator”. Boxing Scene.com (2021年5月21日). 2021年9月19日閲覧。
- ^ “Evgeny Tishchenko Outpoints Dmitry Kudryashov on Abdullaev-Zlaticanin Undercard”. Boxing Scene.com (2021年9月11日). 2021年9月19日閲覧。
関連項目
外部リンク
- ディミトリー・クドリャショフのページへのリンク