ディスクロージャー(でぃすくろーじゃー)
企業の業績や経営状況を投資家に知らせることである。企業の業績や経営状況を知ることで、投資家は自分がどこに投資するかを判断することができる。
日本型ビッグバンでは、投資家や株主を保護するため、企業のディスクロージャー充実を進めている。近年導入されているものには、キャッシュフロー計算書、中間連結財務諸表、税効果会計、退職給付会計、などがある。
従来からのディスクロージャーには、証券取引法や商法に基づく情報開示がある。投資家保護の観点から、証券取引法では、株式上場企業のディスクロージャーを義務付けている。証券取引法第24条にもとづき、上場会社や店頭登録会社が、有価証券報告書を毎決算期に提出することなどを指す。
その他、各銀行を対象とするディスクロージャーとして、「ディスクロージャー誌」の作成がある。都市銀行を始めとする各銀行は、銀行法第21条にもとづき、ディスクロージャー誌を作成する。ディスクロージャー誌とは、業務報告書や貸借対照表などを編集し、決算説明資料としたものである。銀行法改正に伴い、1999年度から各銀行に作成が義務付けられている。ディスクロージャー誌は、銀行の店頭に備え置き、投資家や預金者向けに提供される。
(2000.01.19更新)
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