ディオンのバージョン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 00:36 UTC 版)
「アブラハム、マーティン・アンド・ジョン」の記事における「ディオンのバージョン」の解説
1968年4月4日、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアが遊説活動中のテネシー州メンフィスで撃たれて死亡。同年6月5日、ロバート・ケネディがロサンゼルスのアンバサダーホテルで撃たれ翌日に死亡。これを受けてソングライターのディック・ホラーは単独で本作品を書き上げた。なおホラーは1966年に全米チャート2位を記録したノベルティ・ソング「暁の空中戦(Snoopy vs. the Red Baron)」の作者として知られていた。 ヘロイン中毒から回復したばかりのディオンのカムバック作品として発表されることが決まり、録音はニューヨークのアレグロ・サウンド・スタジオで行われた。シングルは9月に発売された。B面は「ダディ・ローリン」。 同年12月14日から12月21日にかけてビルボード・Hot 100で2週連続4位を記録した。ビルボードのイージーリスニング・チャートでは8位を記録し、ゴールドディスクに輝いた。カナダでは1位を記録した。 本作品の特徴としてディオンの控えめな歌い方、ジョン・アボットの斬新なアレンジが挙げられる。曲はオーボエとヴァイオリンの演奏で始まり、ハープとフリューゲルホルンが加わる。さらに電子オルガンの間奏があり、ディオン自身によるクラシック・ギターの演奏が花を添えている。
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