ディオニュシオスと同盟したシケル人都市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/11 06:47 UTC 版)
「タウロメニオン包囲戦」の記事における「ディオニュシオスと同盟したシケル人都市」の解説
ディオニュシオスはアギリスとケントリパ(現在のチェントゥーリペ)の僭主ダモンとは対立しないことにし、アギリオン、ケントリパに加え、シケル人都市であるヘルビタ、アソロス(現在のアッソロ。この都市は紀元前397年にタウロメニオンが建設された後でもディオニュシオスに忠実であった)およびヘルベッススと同盟を結ぶことにした。これによりシュラクサイから見てシケリア中央部に緩衝地帯ができることとなった。この緩衝地帯を設けた後、ディオニュシオスはレギオンとの取引を取りやめた。タウロメニオンはシュラクサイが支配する地域の間にあり、シュラクサイ陸軍・海軍の動きを阻害していた。このため、紀元前394年に冬に、ディオニュシオスはこのもっとも近い敵を攻撃することとした。
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