テノールホルン(ドイツ、オーストリア)(独: Tenorhorn)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 16:39 UTC 版)
「ユーフォニアム」の記事における「テノールホルン(ドイツ、オーストリア)(独: Tenorhorn)」の解説
ドイツや中欧・東欧では、ロータリー・バルブを備えていて、ユーフォニアムよりもやや管の細いB♭管の楽器を「テノールホルン」(Tenorhorn)と呼ぶ。もともとはトランペット型でテノール音域の楽器だったが、次第にトランペット型から、卵形やチューバ型に移行したようである。別掲のドイツの「ドイツ式バリトン」や「カイゼルバリトン」と同じ外観だが、これらに比べてベルの直径は小さく、管の内径は細めである。便宜上、イギリスのバリトン(baritone)と同じ種類の楽器と見なされる場合が多いが、テノールホルンの管はイギリスのバリトンよりももっと太く、その役割はむしろユーフォニアムに近い。マーラーの交響曲第7番「夜の歌」にはテノールホルンのパートがあり、冒頭から荘厳なソロを奏でる。
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