テナント不足
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 08:24 UTC 版)
「インテリジェントビル」の記事における「テナント不足」の解説
かつては都市部を中心に極めて需要の高かったこれらインテリジェントビルだが、1990年代末頃より次第に供給過剰となっている。 この問題では、従来の20 - 50cm程の空間を設けるフリーアクセスフロアに拠らなくても、床タイルを改造して配線に利用できる数センチほどの空間を設けるフリーアクセスタイルを使用することで、古いタイプのオフィスビルでOA化に対応させられる上に、OA機器の消費電力低減やネットワーク設備のダウンサイジングもあって、高度な設備を必ずしも必要とされなくなった事があり、また建て替えで賃貸料増大を見込んだビルオーナーが多かったことも供給過剰の原因と考えられる。 他方では日本での長引く不景気で、会社の倒産や地方事業所の閉鎖も相次いだ事が、更にインテリジェントビル余剰を加速させる原因となっている。これには通信・運輸網の整備により、必ずしも地方都市に大規模な支社を必要としなくなっている事も関係しているかもしれない。
※この「テナント不足」の解説は、「インテリジェントビル」の解説の一部です。
「テナント不足」を含む「インテリジェントビル」の記事については、「インテリジェントビル」の概要を参照ください。
- テナント不足のページへのリンク