テイレシアースの娘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 05:42 UTC 版)
マントーは、預言者テイレシアースの娘でモプソスの母である。テイレシアースはテーバイの神官で、伝承によると、交尾中の蛇を目撃した後に女性に変わり、その後はヘーラーの巫女になったと言われている。 エピゴノイの戦争の間、マントーは戦利品としてデルポイに連れていかれた。アポローンは彼に関する預言を探させるために彼女をコロポーンに派遣した。彼女はラキオスと結婚し、モプソスを産んだ(ただしいくつかの理由により、アポローンが父親であった)。『ビブリオテーケー』によると、彼女はアルクマイオーンとの間にアムピロコスとティーシポネーの2人の子供を授かった。ローマ神話ではマントーはイタリアを訪れ、ティベリウスとの間にオクヌスを生んだ。オクヌスはマントヴァを発見し、母親の名前から名付けた。 マントーの預言の能力は、父を遙かに凌ぐものだったと言われている。 ダンテ・アリギエーリの『神曲』「地獄編」においては、ダンテが第八圏第四の嚢で見た魔女の1人である。
※この「テイレシアースの娘」の解説は、「マントー」の解説の一部です。
「テイレシアースの娘」を含む「マントー」の記事については、「マントー」の概要を参照ください。
- テイレシアースの娘のページへのリンク