テイレシアースの予言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 17:45 UTC 版)
テーバイの予言者テイレシアースは、七将のひとりが生き残っているうちはテーバイは持ちこたえるが、その生き残りであるアドラーストスが息子のアイギアレウスの死によって、死期が迫っていること、そうなればテーバイは略奪されるであろうと予言した。彼はテーバイの民に対し、アルゴス勢に和議を申し出ておいて、夜のうちに家族を連れて脱出するよう助言した。テイレシアース自身はテーバイがアルゴス勢の手に落ちると同時に死ぬ運命であるから、人々が自分の言葉に従おうと従うまいといっこうに構わない、といった。テーバイの民はこれに従い、城から北をめざして落ち延びてヘスティアイアの都市を建てた。テイレシアース自身もティルプーサ(またはティルピュッサ)の泉まで逃れたが、泉の水を飲んだところで彼の長い寿命が尽きた。
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