ツノシャクケイとは? わかりやすく解説

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角舎久鶏

読み方:ツノシャクケイ(tsunoshakukei)

ホウカンチョウ科

学名 Oreophasis derbianus


ツノシャクケイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/12 09:33 UTC 版)

ツノシャクケイ
ツノシャクケイ Oreophasis derbianus
保全状況評価
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約附属書I
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キジ目 Galliformes
: ホウカンチョウ科 Cracidae
: ツノシャクケイ属 Oreophasis
Gray, 1844
: ツノシャクケイ O. derbianus
学名
Oreophasis derbianus
Gray, 1844
和名
ツノシャクケイ
英名
Derby's guan
Horned guan
Load Derby's mountain pheasant

ツノシャクケイ(角舎久鶏、Oreophasis derbianus)は、キジ目ホウカンチョウ科ツノシャクケイ属に分類される鳥類。本種のみでツノシャクケイ属を構成する。

分布

グアテマラ北部、メキシコ南部(ホンジュラスに分布する可能性もあり)

形態

全長75-85cm。翼長オス36.5-42cm、メス35.3-37.8cm。全身は緑色の光沢がある黒い羽毛で覆われる。上嘴の基部は羽毛で被われる。胸部は白い羽毛で被われ、羽軸は黒い。尾羽には白く太い横縞が入る。

頭頂には赤い骨質の突起があり、和名や英名(horned=角のある)の由来になっている。虹彩は白い。嘴の色彩は黄色。喉には羽毛が無く、赤い皮膚が露出する。

生態

標高1,525-3,350m(主に2,300-3,100m)にある下生えが繁茂した雲霧林に生息する。

食性は植物食で、植物の葉、果実などを食べる。地表で採食を行う。

繁殖形態は卵生。1羽のオスと3-5羽のメスが交尾を行うと考えられている。樹上に枯れ葉やコケを組み合わせた巣を作り、1回に2個の卵を産む。抱卵期間は34-36日。

人間との関係

生息地では食用とされる事もある。

開発や放牧、内乱による生息地の破壊、食用の乱獲などにより生息数は激減している。1970年代後半における生息は1,000羽未満と推定されている。

関連項目

参考文献

  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社2001年、66、186-187頁。
  • 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科7 鳥I』、平凡社1986年、152、155頁。
  • 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育10-I (キジ目)』、東京動物園協会、1987年、35、165頁。

外部リンク




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