チョーサーの撤回(Chaucer's Retraction)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 10:50 UTC 版)
「カンタベリー物語」の記事における「チョーサーの撤回(Chaucer's Retraction)」の解説
最後にチョーサーは、これまで書いてきた世俗的作品を撤回すると言う。その作品とは、『トロイラスとクレセイデ(Troilus and Criseyde)』、『誉の館(The House of Fame)』、『善女伝説(The Legend of Good Women)』、『公爵夫人の書(The Book of the Duchess)』、『百鳥の集い(Parlement of Foules)』、そして『カンタベリー物語』の一部の話である。 『牧師の話』を受けてのチョーサーの懺悔の表明か、作品の宣伝かは不明である。こうした詩はパリノードと呼ばれる。 なお、『総序』で約束した「全員が2つずつ」語らず、「勝者」も決まらずに話は終わる。チョーサーは元々は120の話(30人x往路2・復路2)を語るつもりだったが、24を語り終えただけで亡くなってしまった。
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