チョボイチとは? わかりやすく解説

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ちょぼ‐いち【××蒲一】

読み方:ちょぼいち

中国渡来賭博(とばく)の一。1個のさいころで出る目を予測し予測当たれば賭け金の4倍または5倍を得る仕組みになっているもの。転じて博奕(ばくち)のこと。

いんちき。でたらめ。

ばかをみること。

「向(むこう)でうまく言い抜けられる様な手段で、おれの顔を汚すのを抛(ほう)って置く、—はない」〈漱石坊っちゃん


樗蒲一

読み方:チョボイチ(choboichi)

江戸時代博奕一種


チョボイチ

作者吉橋通夫

収載図書なまくら
出版社講談社
刊行年月2005.6
シリーズ名YA!ENTERTAINMENT


チョボイチ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/29 07:37 UTC 版)

チョボイチチョボ一ちょぼいち)は、サイコロを使った日本の賭博ゲーム。単にチョボとも略される。

概要

  • 起源は江戸時代頃。最も古く単純なサイコロ賭博とされている。[1]
  • 子がチップを張ってから親がサイコロを振り、出た目で勝負するという単純な内容が特徴的。
  • 「チョボ」の漢字表記は「樗蒲」。中国の古い書籍では賭博の意味がある。「チョボ一」の「一」は、サイコロを一つだけしか使わないことに由来。[2]
  • サイコロを増やすと、「キツネ」、「タヌキ」というゲームになる。

ゲームの流れ

使用道具
サイコロ1個(若干大きめ)、1~6までの数(六等分に区切る)を表す紙(ないしは布)、サイコロを振る物(壺ザルや茶碗、丼など)。
一般的なルール
  1. サイコロ一個、中を六等分に区切られた紙もしくは布を用意する。六等分された紙には1から6までの数字を表記しておく。
  2. 親をサイコロの目の大小などで決める。
  3. 親が決まったら子は1から6までの数字が書かれた部分にチップを置く。
  4. 全員がチップを置いたら親がサイコロを振る。出た目に賭けた者を勝者とし、その出目の数字に賭けたチップの4倍を受け取ることが出来る。それ以外の人は賭けたチップをすべて没収される。
  5. 自分のチップの持ち具合によって、親を廻す(交代する)。
ローカルルール
  • 親決めにおいてサイコロの1の目が出たら親が決定するルールもある。
  • 勝者のチップの払い戻し額は通常は4倍であるが、2倍や5倍というケースもある。また、出た目によって敗者にも一部返還するルールもあり、5と2が出た場合は5%還元したり、4と3、1と6の場合は4%還元するルールもある。[3]

脚注

  1. ^ 『賭博大百科』28頁1行目
  2. ^ 『賭博大百科』28頁3行目
  3. ^ 『賭博大百科』29頁9行目〜12行目

参考文献



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