ダニエルと新バビロニア(1章から6章)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 09:51 UTC 版)
「ダニエル書」の記事における「ダニエルと新バビロニア(1章から6章)」の解説
ダニエルと三人の若者(1章) ダニエルとハナニヤ、ミシャエル、アザリヤの4人が新バビロニアへ捕囚された後、バビロニアの王ネブカドネザル2世に仕える立場を得た経緯が記録されている。(バビロン捕囚) ネブカドネツァル王の夢(2章) 王は自分の見た夢に思い悩まされる。どんな夢かも思い出せず、夢およびその解き明かしを賢人達に求めたが誰も答えられず、皆殺し寸前の所でダニエルが夢とその解き明かしを王に告げた。 燃え盛る炉に投げ込まれる三人(3章) 王の造った金の像を拝む事を拒否した3人が炉に投げ込まれるが生還する。 大きな木の夢(4章) 王はまた夢を見る。今回は内容は覚えており、その解き明かしを求めるが、ダニエルしか答えられなかった。そして王にその解き明かしが臨む。 壁に字をかく指(5章) ベルシャザル王の宴会で突然人の手の指が現れ、壁に「メネ、メネ、テケル、ウパルシン」という文字を書く。王はひどく取り乱すが、今回も解き明かしはダニエルにしか出来なかった。内容はバビロニア帝国の終わりを意味しており、その夜の内にベルシャザル王は殺され、ダリヨスという人物が国の統治権を得る。(キュロス2世による新バビロニア征服) 獅子の洞窟に投げ込まれるダニエル(6章) ダリヨス王にもダニエルは起用されるが他の総督らは快く思わず、ダニエルが履行できない禁令をつくり、ダニエルが獅子の洞窟に投げ込まれるように図るが何も害を与えられなかった。ダリヨス王は今度はダニエルを訴えた人々をその妻子と共に獅子の洞窟に投げ込み、彼らは骨までかみ砕かれる事になった。 レンブラント『ベルシャザルの饗宴』 王に答えるダニエル
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