ダニエルの日記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 15:36 UTC 版)
ウィーラーと妻ローズの不貞に気づいたダニエルは、気づいていないふりをしつつ、復讐の方法を考える。<ヨトの発現>は、子供の血が必要となる上に、隣人に気を配らなくてはならないために現実的ではない。<緑の腐敗>は有望だが、あの光景と臭気はダニエルにとっても不快がすぎる。そこで「エイボンの書」679ページに挿入された、曾祖父バロー・ピクターズによる、人間を石の彫像に変えてしまう方法を採用することに決める。外宇宙の力など用いない、単なる化学反応であるが、材料に用いる薬品を各地から取り寄せる。洞窟で調合したワインに似た薬品を、妻の飼い犬とウィーラーに飲ませて、石化させる。 ローズは薬を盛られたことを察し、以後の食事を拒否する。監禁され長期戦となるも、疲れて眠り込んだダニエルに、逆に薬を飲ませて石化させる。ローズはダニエルの日記の末尾に、自分が行ったことと父へのメッセージを記し、愛犬と恋人の後を追い、薬を飲んで石となる。
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