タンデムマスターBの技能および経験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/20 21:46 UTC 版)
「埼玉川島町体験スカイダイビング墜落事故」の記事における「タンデムマスターBの技能および経験」の解説
Bの本職は大工で、体験スカイダイビングのタンデムマスターの活動は非常勤として行っていた。スカイダイビング歴は15年。企画会社が提出した事故報告書によると、Bが所有していたライセンスは「APF-D」で、オーストラリア落下傘協会(APF)の発行したものであった。Bは2003年5月にこの資格を取得した。APF認定ライセンスのレベルは初級のAから最上級のFまであった。Bの持っていた「APF-D」では、オーストラリアではタンデムダイビングのタンデムマスター(タンデムマスター)の資格取得のための講習を受講することはできなかった。 この事故では、パラシュートはアメリカのリラティブ・ワークショップ社(Relative Workshop)のものを使用していた。リラティブ・ワークショップ社は「自社製のパラシュート装備を使用する場合は、自社の認定したタンデムマスターが講習を行い、その結果を届け出てライセンスの発行手続きをする必要がある」としていた。また週刊誌の取材に対してリラティブ・ワークショップ社は「(Bが)日本で講習を受けたと聞いているが、Bが、わが社の資格を取得したという記録はない」と回答した。 ただし、当時、日本ではスカイダイビングに関する法的規制や公式な資格認定制度はなかった。
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