タンチョウ飼育施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 15:15 UTC 版)
「岡山県自然保護センター」の記事における「タンチョウ飼育施設」の解説
タンチョウ飼育施設には、日本の特別天然記念物であるタンチョウ(丹頂鶴、Grus japonensis)を育て保護する目的がある。1991年の自然保護センター設立時からタンチョウを飼育し、単独のタンチョウ飼育施設としては日本一の飼育頭数となっており、ピーク時には50羽程度を飼育する。自然保護センターはタンチョウの野生復帰をも視野に入れ、放鳥などの訓練を行う。また、北海道系統のタンチョウの分散保護の役割も担う。岡山県自然環境課は自然保護センターについて、タンチョウ飼育に先駆的な技術を有し、自然保護センターの研究成果は研究者の間で高く評価され、センターが有するタンチョウ保護・増殖技術は「全国屈指」と紹介している。 「#タンチョウ飼育」も参照 タンチョウ飼育施設 (Crane breeding center) は、タンチョウ飼育ケージと、天井の無い放飼場や3か所の野外放飼場、及び管理棟とで構成されている。タンチョウ飼育ケージはフェンスやネットで24に部屋割りされ、それぞれのスペースには池と流れと植え込みが配置されている。天井の無い放飼場や野外放飼場はタンチョウを訓練させるためで、飛翔訓練やその帰巣のために用いられる。
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