ソーダ灰の原料として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/29 05:13 UTC 版)
炭酸ナトリウム10水和物は、常温で安定しているが、32 °C (90 °F) 以上になると炭酸ナトリウム7水和物 Na2CO3·7H2O に再結晶化し、37 °C (99 °F)-38 °C (100 °F) 以上になると炭酸ナトリウム1水和物 Na2CO3·H2O に再結晶化する。鉱物としてのナトロンは、テルモナトライト、ナーコライト、トロナ、岩塩、芒硝、ゲイリュサック石、石膏、方解石などとともに産することが多い。工業的に生産される炭酸ナトリウムの多くはソーダ灰、すなわち炭酸ナトリウム無水物 Na2CO3 であり、炭酸水素ナトリウムや炭酸ナトリウム1水和物やトロナを150℃から200℃で煆焼することで得られる。
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