ゼネラルモーターズのGM-NAA I/OがIBSYSになるまで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/12 02:29 UTC 版)
「IBMメインフレーム用オペレーティングシステムの歴史」の記事における「ゼネラルモーターズのGM-NAA I/OがIBSYSになるまで」の解説
ゼネラルモーターズの研究開発部門は、1955年に開発したGM Operating Systemをプロトタイプに、1956年に社内で使っていたIBM 701用にGM-NAA I/Oを開発し、その後701の後継機に対応するようアップデートした。1960年にIBMユーザー互助会SHAREがこれを引き継ぎ、アップデート版のSHARE OSを開発した。 最終的にIBMがこのプロジェクトを引き継ぎ、拡張したバージョンをIBSYSと名付け、IBM 7090用やIBM 7094用として提供した。IBSYSは8台のテープドライブが必要だった(システムが1台以上のディスクドライブを持つ場合はこの数を減らすことができた)。カード方式のジョブ制御言語、FORTRANとCOBOLのコンパイラ、 アセンブラ、ソートプログラムなどの様々なユーティリティなどが付属した。 1958年にミシガン大学はコンピュータシステムにGM-NAA I/Oを採用し、学生が書いた小さなジョブを大量に処理するのに適したUMESを開発した。UMESは1967年にMTSタイムシェアリングシステムへ置き換わるまで使われた。
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