セントフラスキンとは? わかりやすく解説

セントフラスキン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/05 09:37 UTC 版)

セントフラスキン
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1893年
死没 1914年8月25日
セントサイモン
イサベル
生国 イギリス
生産者 レオポルド・ド・ロスチャイルド
馬主 レオポルド・ド・ロスチャイルド
調教師 アルフレッド・ヘイホー英語版
競走成績
生涯成績 11戦9勝
獲得賞金 32,960UKポンド
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セントフラスキン (St. Frusquin) とは、19世紀末に活躍したイギリス競走馬種牡馬である。

セントサイモン (St. Simon) は前年までにリーディングサイアーを6回獲得し、産駒のクラシック獲得数が9に達する大種牡馬であったが、この世代以前の活躍馬は極端に牝馬に偏っており、クラシックを勝った馬は全て牝馬であった。セントフラスキンが牡馬としては初めてのクラシックホースである。

おもな勝ち鞍に2000ギニーエクリプスステークスミドルパークステークスなど。同父で同世代のパーシモン (Persimmon) とはライバル関係にあった。ミドルパークステークス、プリンセスオブウェールズステークスでパーシモンを下している一方、ダービーでは僅差の2着に敗れている。

エクリプスステークスを勝ったあとはセントレジャーを目指したが、故障で引退。生涯成績は11戦9勝。セントサイモン産駒3番目に稼いだ馬であり、獲得賞金は32,960UKポンドに達した。

引退後は種牡馬となり、ロスチャイルド家のもとで供用された。産駒に二冠馬セントアマン英語版 (St. Amant) などの活躍馬が出て、セントサイモンの後継種牡馬の一頭としての地位を確立した。1903, 1907年にはイギリス・アイルランドの首位種牡馬となった。

父系子孫はすでにサラブレッドとしては滅んでいるが、セイントジャスト (Saint Just) の孫オレンジピール (Orange Peel) の子孫が馬術競技分野で繁栄している。

競走成績

主要産駒

血統表

St. Frusquin血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 セントサイモン系
[§ 2]

St. Simon
1881 鹿毛
父の父
Galopin
1872 鹿毛
Vedette Voltigeur
Mrs. Ridgway
Flying Duchess The Flying Dutchman
Merope
父の母
St. Angela
1865 鹿毛
King Tom Harkaway
Pocahontas
Adeline Ion
Little Fairy

Isabel
1879 栗毛
Plebeian
1872 鹿毛
Joskin West Australian
Peasant Girl
Queen Elizabeth Autocrat
Bay Rosalind
母の母
Parma
1864 青毛
Parmesan Sweetmeat
Gruyere
Archeress Longbow
Tingle
母系(F-No.) (FN:22-b) [§ 3]
5代内の近親交配 Voltaire 5×5、Bay Middleton 5×5 [§ 4]
出典
  1. ^ JBISサーチ[1]、netkeiba.com[2]
  2. ^ netkeiba.com[2]
  3. ^ JBISサーチ[1]
  4. ^ JBISサーチ[1]


出典

  1. ^ a b c 5代血統表 St. Frusquin”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2025年4月5日閲覧。
  2. ^ a b St. Frusquinの血統表”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2025年4月5日閲覧。

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