セカンドプライス・オークション (Second-price auction)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 05:10 UTC 版)
「競売」の記事における「セカンドプライス・オークション (Second-price auction)」の解説
最終的に最も高い価格を入札した買い手に販売されるが、支払額は2番目に最も高い価格(競合者の最高提示価格。競合者がない場合には売り手側の提示した最低金額)に設定される。ゲーム理論の議論を用いれば、いくつかの仮定のもとでは、均衡において全員が自分の評価額をそのまま入札することが証明できる。ファーストプライスオークション方式では、例えば潜在的第一位は10万円まで払っても良いと思っているが、潜在的第二位が6万円を提示するであろうとの予見を持った場合、7万円を提示する可能性がある。この時第二位の限界が実際には8万円だった場合、もっとも高額に評価する第一位のものではなく第二位のものに商品がわたってしまう。セカンドプライス方式はこの類の駆け引きの多くを無効化出来る。参加者の側から見れば自分が10万円まで支払う意志があり、それが最大の評価額であれば確実に二位に勝ち、かつ(ファーストプライス式であった場合)二位に勝てるギリギリまで節約可能であり、一方開催者側の受け取る便益は何ら変わらない。
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