セイヨウサンザシとは? わかりやすく解説

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せいよう‐さんざし〔セイヤウ‐〕【西洋山×樝子】

読み方:せいようさんざし

バラ科落葉低木全体無毛で、小枝変形したとげをもつ。互生し広卵形浅く三〜五つ裂けている。5月ごろ、白い5弁花を散房状につけ、秋に丸く赤い実がなる。ヨーロッパ北アフリカ原産で、観賞用。花が紅色八重咲き品種もある。メイフラワーオーベピーヌ


西洋山樝子

読み方:セイヨウサンザシ(seiyousanzashi)

バラ科落葉低木小高木、園芸植物

学名 Crataegus oxyacantha


セイヨウサンザシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/13 20:41 UTC 版)

セイヨウサンザシとは、サンザシ属の一部の種の総称。Crataegus laevigata、もしくはヒトシベサンザシ(Crataegus monogyna)のことで、別名ホーソン英語: hawthorn[1])。以前は Crataegus oxyacantha という学名もあったが、実際にある種との特定ができていないため現在は除去されている。

諸言語における呼称

文化

雷よけ、嵐を除け、魔女除けに効くといわれている。キリストが処刑されたとき、その荊冠はさんざしの枝で作られたといわれ、「聖なる木」とされている[6]

ギリシャ神話で、天帝ゼウスの妻ヘラーは、軍人の神アレースと青春の女神へーパーの子。ただし、その橋渡しとなったのが、さんざしで、へーパーは処女のまま受胎したという[6]

英名の「メイフラワー」は、1620年にイギリスからアメリカに渡航したメイフラワー号に、航海の無事を祈ってセイヨウサンザシが描かれていたことに由来する。以来、アメリカではセイヨウサンザシのことメイフラワーと呼ぶようになった[7]

出典

  1. ^ a b 黒澤路可 編 編『香りの事典: 仏英和[改訂版]』フレグランスジャーナル社、1993年、23頁。ISBN 4-938344-34-3https://books.google.co.jp/books?id=oRQuDwAAQBAJ&pg=PA23&dq=hawthorn&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwiwmreLrdjtAhXFMN4KHfodAasQ6AEwAHoECAYQAg#v=onepage&q=hawthorn&f=false 
  2. ^ 小学館ランダムハウス英和大辞典第二版編集委員会 編 編「mayflower」『小学館ランダムハウス英和大辞典』(第二版)、1994年。ISBN 4-09-510101-6 
  3. ^ 「espino」 原誠 ほか編『クラウン西和辞典』三省堂、2005年。ISBN 4-385-12201-6
  4. ^ a b (ポーランド語)Plater, Stanisław (1841). “Głóg (crataegus oxiacantha)”. Mała Encyklopedya Polska. 1. Leszno i Gniezno: Ernest Günther. p. 187. https://books.google.co.jp/books?id=a9lgAAAAcAAJ&pg=PA187&dq=g%C5%82%C3%B3g+Crataegus&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwiDp56dvdjtAhUaHXAKHbd4Ch8Q6AEwAXoECAIQAg#v=onepage&q=g%C5%82%C3%B3g%20Crataegus&f=false 
  5. ^ 「aubépine」 鈴木信太郎 ほか共著『スタンダード仏和辞典』第16版、大修館、1968年。
  6. ^ a b 瀧井康勝『366日 誕生花の本』日本ヴォーグ社、1990年11月30日、137頁。 
  7. ^ セイヨウサンザシ”. 佐藤製薬株式会社. 2025年5月13日閲覧。


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