ズグロハイタカとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生物 > > ハイタカ > ズグロハイタカの意味・解説 

ズグロハイタカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/01 17:22 UTC 版)

ズグロハイタカ
保全状況評価
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ワシントン条約付属書II類
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: タカ目 Falconiformes
: タカ科 Accipitridae
: ハイタカ属 Accipiter
: ズグロハイタカ A. gundlachi
学名
Accipiter gundlachi
Lawrence, 1860
和名
ズグロハイタカ
英名
Gundlach's hawk

ズグロハイタカ(頭黒灰鷹、頭黒鷂、Accipiter gundlachi)は、タカ目タカ科ハイタカ属に分類される鳥類

分布

  • A. g. gundlachi

キューバ西部固有亜種

  • A. g. wileyi

キューバ東部固有亜種

形態

全長42-52cm。オスよりもメスの方がやや大型になる。上面は青みがかった灰色、下面は灰褐色の羽毛で覆われる。頭頂は黒い羽毛で覆われ、和名の由来になっている。腹部はオレンジ色の羽毛で覆われ、尾羽基部下面(下尾筒)は白い羽毛で覆われる。尾羽は灰褐色で、黒褐色の横縞が入る。

虹彩は赤い。嘴の色彩は黄色で、先端は黒い。後肢の色彩は黄色。

幼鳥は上面が褐色の羽毛で覆われ、下面に黒褐色の斑紋が入る。

分類

  • Accipiter gundlachi gundlachi Lawrence, 1860
  • Accipiter gundlachi wileyi 

生態

標高800m以下にある常緑広葉樹林などに生息し、水辺の森林にも生息する。亜種A. g. wileyi熱帯雨林雲霧林にも生息する。渡りは行わない。

食性は動物食で、主に鳥類を食べると考えられている。オスは林床で小型の鳥類を、メスは樹冠で大型の鳥類を捕食する。

繁殖形態は卵生。樹上に木の枝を組み合わせた巣を作り、1-4月に1回に3-4個の卵を産む。同じ巣を数年に渡り利用する。

人間との関係

家禽を食害する害鳥。

開発による生息地の破壊、害鳥としての駆除などにより生息数は激減している。1994年における生息数は150-200ペアと推定されている。

関連項目

  • ハイタカ属

参考文献

  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社2001年、183-184頁。

外部リンク






ズグロハイタカと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ズグロハイタカ」の関連用語

ズグロハイタカのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ズグロハイタカのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのズグロハイタカ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS