スロットマシンのトークン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/31 02:26 UTC 版)
「代用貨幣」の記事における「スロットマシンのトークン」の解説
カジノにおけるスロットマシン専用に金属製のトークンが現金の代わりに用いられる。カジノでは賭博台またはスロットマシンで現金がトークンまたはチップに交換される。トークンはカジノにおいて換金可能であるが、一般的にカジノの外では価値を持たない。 アメリカ合衆国では1964年頃に銀価格の高騰に伴い銀貨の発行が停止されたのに伴い、急遽ラスベガスのカジノはスロットマシン専用のコインとしての代用品を捜し求めた。ネバダ州ゲーミング管理局(英語版)は合衆国財務省と協議を行い、カジノがスロットマシン専用のトークンを使用することがすぐに許可された。このときカジノのトークンの製造を請け負ったのは主に民間造幣所のフランクリン・ミント(英語版)であった。 1971年に、多くのカジノが、マシン専用にアイゼンハワーダラーを採用した。 1979年に1ドル硬貨がアンソニーダラーに変更されたとき、多くのカジノが、トークンを再び導入した。これはアンソニーダラーが25セント硬貨と紛らわしいことによる混乱を恐れて、多くのスロットマシンを改造するのを避け、スロットマシンでトークンを使用しているカジノは、アイゼンハワーダラーサイズのものを使用している。ほとんどの地域では、カジノにおいて、より小額のトークンを必要とするスロットマシンで硬貨を使用することを許可していない。 多くのカジノが紙幣を入れて自動的に領収書が発行されるコインレスマシンを導入するようになり、トークンは段階的に廃止されている。
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