スモッグ
煙(smoke)と霧(fog)を結び付けてつくられた合成語で、都市内や工業地帯で発生して著しく視程が妨げられる現象をいう。工場やごみ焼却場などから排出される硫黄酸化物や、煤塵、自動車からの窒素酸化物などが混合し、さらには光化学オキシダントが原因となって、遠方や上空から見ると地域が黒雲に覆われたように見え、域内では視程が著しく阻害され公害となった。1950年代から欧米の大都市で見られるようになり、ロンドンやとくにロサンゼルスのものが有名である。後者はマスキー法やその後、継続的に制定されるカリフォルニア州の厳しい排ガス規制の契機となった。またモータリゼーションの進展とともに日本をはじめ各国に拡大していった。
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