スペイン語以外で類似する現象
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 08:02 UTC 版)
「ジェイスモ」の記事における「スペイン語以外で類似する現象」の解説
ガリシア語 - ll(スペイン語と同じ) カタルーニャ語 - ll /ʎ/ を [j] で発音する傾向があり、これをカタルーニャ語でイェイスム (ieisme) と呼ぶ。マヨルカ島の名前もこの現象に由来すると言われる:本来は「大きな島」を意味する「Maiorca」「Mayorca」であったが、のちに綴りが同音の「Mallorca」に変わった。なおカタルーニャ語では、llとは別にŀl /ll/ が存在するが、これは/ʎ/とは異なるので要注意(イタリア語のllに相当)。 南米の先住民の言語への影響もあり、ケチュア語の “ll” はもともと [ʎ] で発音したが、スペイン語のジェイスモの影響が見られる。 イタリア語でも似た現象が見られ、“gli-” と書いて音素 /ʎ/ をあらわすが、人や地域によってこれをヤ行 [j] で発音することがある。 フランス語の -il, -ill [j](例えばtravailやfille)も [ʎ] から変化したとされている。 スロベニア語でも “lj” と書いて /ʎ/ をあらわすが、これをヤ行で発音する傾向があり、たとえばスロベニアの首都リュブリャナ (Ljubljana) は「ユブヤナ」のように発音することがある。 ポルトゥニョール・リヴェレンセ - ポルトガル語の lh(時にスペイン語の ll)を [j] と発音する。
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