ストーム・トーガソンとは? わかりやすく解説

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ストーム・ソーガソン

(ストーム・トーガソン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/19 14:18 UTC 版)

ストーム・トーガソン
Storm Thorgerson
2010年撮影
生誕 1944年2月28日
イングランドミドルセックス州ポッターズバー
死没 (2013-04-18) 2013年4月18日(69歳没)
職業 アートデザイナー、グラフィックデザイナー
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ストーム・トーガソンStorm Thorgerson1944年2月28日 - 2013年4月18日[1])は、イングランド出身のアートデザイナー、グラフィックデザイナー

略歴

1944年2月28日イングランドミドルセックス州ポッターズ・バー(現ハートフォードシャー州ハーツメア)生まれ。なお、本人の発言によれば、ストーム・トーガソンの表記が正しい。

ケンブリッジの小・中・高校に通う。レスター大学で哲学を学び、王立芸術大学では美術修士号を授与される。

1968年、アート集団「ヒプノシス」を結成し、その中心メンバーとして活動した。

トーガソンは、ピンク・フロイドシド・バレットと高校の同級生で、互いにアート志向が強かった。ドラッグ・パーティーでともにトリップするなど、かなり前衛的な感覚の持ち主でもあった。また、同バンドのロジャー・ウォーターズとも友人で、一緒にラグビーをする仲だった。

そうした経緯もあり、ピンク・フロイドのアート・ワークを中心にレッド・ツェッペリンジェネシスなどの新進気鋭のアーティストに作品を提供した。

1983年、ヒプノシス解散後はフリーランスのアート・デザイナーとして活動する。1990年代初頭にはアート集団「StormStudios」を発足させ、多くのアーティストのカヴァー・デザインを手掛けた。

2013年4月、患っていた癌が原因で、逝去。

ヒプノシスでの活動を通し、ロックアーティスト達のカヴァーデザインを手掛けることで、それまで宣伝の傾向が強かったアルバム・カヴァーを、芸術の域にまで高めた功績は大きい。

カヴァーアート作品一覧

アルバム・カヴァー

※StormStudios名義も含む

ピンク・フロイド

※以下アルファベット

10cc
The Amplifetes
  • 『Where is the light』(2013年)
ジ・アンサー
アンスラックス
ジ・オールマイティー
アラン・パーソンズアラン・パーソンズ・プロジェクト
オーディオスレイヴ
A.P. And The Heath
  • 『Bleak Future』(EP)(2013年)
ビー・フォー・バン
  • 『Rewires The Beatles』(2010年)
ビッフィ・クライロ
Black Forest Fire
  • 『Transit Of Venus』(2012年)
De Blanc
  • 『De Blanc』(1983年)
Blinker the Star
  • 『August Everywhere』(1999年)
ブルース・ディッキンソン
キャサリン・ホイール
The Chakras
  • 『Build Me A Swan』(2011年)
クランベリーズ
ザ・カルト
Deepest Blue
デイヴ・ギルモア
ディスコ・ビスケッツ
  • 『Planet Anthem』(2010年)
ドリーム・シアター
Ellis, Beggs, & Howard
  • 『Homelands』(1989年)
Ethnix
  • 『Your Way』(2001年)
  • 『13(Home Is Where The Head Is)』(2002年)
ヨーロッパ
Gentlemen Without Weapons
  • 『Transmissions』(1988年)
Gladrags
  • 『Katia Et Marielle Labèque』(1983年)
goodbyemotel
  • 『If』(2014年)
Goose
  • 『Synrise』(2010年)
Greg Friedman
  • 『Can't Talk Now』(2011年)
Healing Sixes
  • 『Enormosound』(2002年)
ハロウィン
イアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズ
John Leyton
  • 『Rarities』(1984年)
ジョン・マクラフリン/アル・ディ・メオラ/パコ・デ・ルシア
カンサス
Kan Wakan
  • 『Moving On』(2014年)
レジャー・クルーズ
  • 『Leisure Cruise』(2014年)
Machineri
  • 『Machineri』(2012年)
マーズ・ヴォルタ
マイク・オールドフィールド
Moodswings
  • 『Psychedelicatessen』(1997年)
ミューズ
Nico Constantine
  • 『Program The Dead』(2005年)
O.A.R.
octane ok
  • 『Face The Facts』(2013年)
オフスプリング
ペンデュラム
フィッシュ
The Pineapple Thief
The Plea
  • 『The Dreamers Stadium』(2012年)
Powderfinger
リック・ライト
レインボー
Rival Sons
ロバート・プラント
シュポングル
シド・バレット
Slow Earth
  • 『Latitude and 023』(2013年)
スティクス
スティーヴ・ミラー・バンド
Thornley
サンダー
トニー・カレイ
  • 『Some Tough City』(1984年)
Tom Stoppard
  • 『Darkside』(2013年)
UFO
Umphrey's McGee
Villainy
ヴィタリック
  • 『Rave Age』(2012年)
Voodoo Highway
  • 『Showdown』(2013年)
WAX
  • American English』(1988年)
  • 『A Hundred Thousand in Fresh Notes』(1989年)
Ween
ザ・ウォンバッツ
Younger Brother
Yourcodenameis:milo
松任谷由実
V.A.
  • 20 One Hit Wonders Volume II (1983年)
  • Headstone: The Best Of UFO (1983年)
  • Liverpool 1963-1964 Volume Two (1983年)
  • Sixties Lost And Found Volume III (1983年)

ビデオ・カヴァーデザイン

ブック・カヴァー

ダグラス・アダムズ
  • 『The Hitchhiker Trilogy』(2002年)
ニック・メイスン
  • 『Inside Out: A Personal History of Pink Floyd』(2004年)
David Redfern
  • 『The Unclosed Eye』(1999年)
Phil Taylor
  • 『The Black Strat: A History of David Gilmour's Black Fender Stratocaster』(2007年)
Symon Vegro
  • 『All That You Touch』(2009年)
John Woods
  • 『Compromise』(2007年)
松任谷由実
  • The Collar of the Dove -モロッコの夢- (1985年)
  • YUMING FANTASY (2012年) - レコードアートBOX

脚注

外部リンク


ストーム・トーガソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 05:54 UTC 版)

ヒプノシス」の記事における「ストーム・トーガソン」の解説

その後ヒプノシスアートワーク受け継いだ。アートスタジオ「StormStudios」を設立しピンク・フロイドドリーム・シアターなどをはじめ、多くアーティストカバーアート手掛けた2013年死去

※この「ストーム・トーガソン」の解説は、「ヒプノシス」の解説の一部です。
「ストーム・トーガソン」を含む「ヒプノシス」の記事については、「ヒプノシス」の概要を参照ください。

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