ストレスの軽減 /フローティング効果の持続
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/12 08:00 UTC 版)
「アイソレーション・タンク」の記事における「ストレスの軽減 /フローティング効果の持続」の解説
我々は一定レベルのストレスに耐えられるようになっている。その抵抗力の差は脳の視床下部プログラムに依存していると考えられている。視床下部は外からのストレスに対して、体がその均衡を維持するのを助けるように働く、ホメオスタティック・メカニズムの中枢があると考えられている。 オハイオ医科大学の神経内分泌学者ジョン・ターナーおよび心理学者トム・ファインの研究によると、フローティングの効果は、ストレス性のコルチゾル等の生化学物質レベルを大きく下げるだけでなく、体験者が最後のフローティング後、何日もストレス性化学物質の低下が続く効果がある。これについて上記ターナーとファインは、フローティングには、内分泌に関わるホメオスタティック・プログラムのセットポイントを変える力があり、視床下部からの影響が、結果的に副腎のストレス反応の低下を経験することになり、リラクゼーションの高まりに繋がる、と結論づけた。フローティングによる効果は、単なる一時的なものではなく、代謝、ホメオスタシスのセットポイントを変化させ、逃走逃避反応を本質的に弱め、ストレスに対する抵抗力を増す方法となる。
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