ステイヤーズステークス大差勝ち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 03:52 UTC 版)
「メジロブライト」の記事における「ステイヤーズステークス大差勝ち」の解説
続いて11月29日、この年からGIIに昇格し、別定戦に改められたステイヤーズステークスに出走する。秀一はこの理由を、メジロブライトはGIII優勝馬に過ぎないため、斤量が軽く済んだことと、有馬記念をメジロドーベルが出走する関係もあって自粛したことだと回顧している。初の古馬との対決となったが、900万円以下を勝利したばかりのアドマイヤラピス、前年優勝馬のサージュウェルズが立ちはだかった。しかし特に注目を集めたのは、菊花賞4着から臨むトキオエクセレントとの4歳馬同士の対決だった。人気はメジロブライトが勝り1.6倍、トキオエクセレントが3.6倍だった。これまで騎乗し続けた松永が、阪神競馬場で行われるワールドスーパージョッキーズシリーズに参加したため騎乗不能となり、秀一の采配で河内洋が代打騎乗となる。再び後方を追走。2周目の第3コーナーから外に進路を得て進出し、先頭に並びかけながら最終コーナーを通過した。直線では促されないままに先頭に立ち、直線半ばでスパート。すると後続を突き放す一方となって独走となった。後方との差を「およそ11馬身」(井口民樹)、大差で先頭で入線を果たす。重賞3勝目を挙げた。この頃の秀一は、まだ有馬記念出走の可能性を完全に捨てきれていなかったが、大差勝ちというパフォーマンスを見て、翌年の天皇賞(春)を目指すことを明確にする。
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