スタジオ鐘夢
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スタジオ鐘夢(スタジオチャイム)は、後藤隆幸が主宰したアニメーションの制作集団である。1987年2月1日から12月15日まで存在した。鐘夢のネーミングは、後藤がファンだった斉藤由貴のアルバムのタイトルに由来する。 後に後藤と共にProduction I.Gを立ち上げることになる石川光久が設立したタツノコプロの制作分室の部屋に仕事場を間借りした。後藤隆幸のほか、数井浩子、四谷光宏、尾関和彦、華房泰堂、武田一也、谷澤泰史らのアニメーター、演出家の小林哲也といったタツノコプロで仕事をしたことのある後藤の仲間がフリーの立場で集った。タツノコプロのテレビアニメ『赤い光弾ジリオン』を手がけた他、スタジオぴえろの『きまぐれオレンジ☆ロード』、シンエイ動画の『エスパー魔美』、スタジオディーンの『めぞん一刻』、グループ・タックの『タッチ』『陽あたり良好!』など各制作会社のテレビアニメにメンバーが自由に参加した。 『赤い光弾ジリオン』が終了し、タツノコ製作分室がなくなるのを機会に、石川と共同で出資して、Production I.Gの前身となった有限会社アイジータツノコを設立。これによりスタジオ鐘夢は発展的に解散することになった。
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