スコアリーディング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/02 09:47 UTC 版)
総譜を読むことを一般にスコアリーディングという。作曲家、編曲家、指揮者には必須の技術である。「リーディング」とは言うものの、普通実際には、楽譜を読み頭の中で音を構築することのみにとどまらず、それをピアノで弾いて鳴らすことまでを意味する。この場合、移調楽器を移調しながら弾くというばかりでなく、当然すべての音を弾くことはできないことが多いので、総譜の中から旋律的、和声的に重要なものを選び出し、それらの音を必要に応じて指が届く範囲にオクターブの関係で移動して演奏することになる。 学習法としては、ハ音記号を多く含む4段合唱譜等から始め、徐々にハイドンやモーツァルト・ベートーヴェンの合奏曲を経てロマン派の序曲や交響曲を学習し、最後はストラヴィンスキーやドビュッシー・バルトーク等の管弦楽曲に至る。
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