スクリュープロペラ類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 08:16 UTC 版)
「キャビテーション」の記事における「スクリュープロペラ類」の解説
キャビテーションの発生は、発生する気泡により、スクリュープロペラ等が十分な水を押し出せない、いわば空回りに近い状態を生み出すため、無駄なエネルギーが消費されて機器の効率を低下させる。また同時に発生する圧力波がこれらの機器の動翼表面のエロージョン(壊食)を起こして、効率を下げたり壊したりすることがある。21世紀の潜水艦のスクリューは、東芝機械ココム違反事件で話題になったスキュード・プロペラによって、プロペラ周囲に発生する水中圧力の低下を出来るだけ抑えてキャビテーションの発生を低減している。とはいえ、潜水艦がキャビテーションを発生させるのはほぼ海面付近に限られており、数10メートルも潜航すればキャビテーションは水圧の影響で発生しなくなる。
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