山田 耕筰:スクリャービンに捧ぐる曲
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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山田 耕筰:スクリャービンに捧ぐる曲 | 作曲年: 1917年 |
作品解説
第1曲「夜の詩曲」
ドイツ留学からの帰り道、1913年12月にモスクワで聴いたスクリャービンのピアノ曲「詩曲」へ想いを馳せて書かれた。作曲者自身による初演時(1917年)のプログラム・ノートには、次のように記されている。「夜の静けさと、その深くに燃ゆる情熱と、その呻きと、また消えてゆく悲しみと、その奥にただよふ祈りの心」。(春秋社:山田耕筰作品全集第4巻参照)
第2曲「忘れ難きモスコーの夜」
第1曲同様、スクリャービンのピアノ作品に感銘を受けたモスクワでの出来事にちなんで作曲された。作曲者自身による初演時(1917年)のプログラム・ノートには、次のように記されている。「その晩はことに雪の激しい晩でした。私は、芸術座の練習所の一室で、その町に居る友人や、芸術愛好家の一団と愉快に語り合って居りました。その晩でした。私がはじめて敬愛するスクリャービンの作品を聞いたのは~」。(春秋社:山田耕筰作品全集第4巻参照)
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