スクエアドライバー(四角ドライバー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 20:14 UTC 版)
「ドライバー (工具)」の記事における「スクエアドライバー(四角ドライバー)」の解説
ロバートソンドライバーともいう。スクエアドライバーは、ねじの先端の四角い凹み部に嵌まる四角い先端を備えている。四角いドライブねじ専用のねじ回しとして、1908年にカナダのピーター・ロバートソンによって開発された。ヘンリー・フォードは、四角いドライブねじをロバートソンがフォードに専有使用権を与えることを望んだほど好きであったが、ロバートソンが拒否したのでフォードはフィリップスねじを使用した。また、ロバートソンは他のねじ会社がこのロバートソンねじを生産することを拒否したので、利用は拡大しなかった。ネジを締めるときには、六角棒レンチより正方形はさらにずれが少ないという長所がある。ドライバーの四角い先端部はぴったりとネジに適合する。4つの異なる大きさのドライバーがあり、ハンドルは色分けされるか番号が付いている。ロバートソンねじ回しの不利な点は、加えられるトルクがフィリップスのようにカムアウトで制限されないということである。そのため、過度に締められる時ねじの先端は裂けることになる。四角またはロバートソンドライバーは、アメリカ合衆国では一般的に用いられていない。カナダでは、売られる木ねじの85パーセント以上はロバートソンのスタイルである。アメリカ合衆国で見られる四角いドライブねじの大部分は、木製キャビネットで見つかっている。
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