ジョン・サーティーズ(イギリス)
1949年に2輪の世界選手権、50年にF1世界選手権ドライバーズ・チャンピオンシップが設けられて以来、初めて双方のワールド・チャンピオンを獲得した人物。2輪では、56~60年にかけて500ccと350ccクラスで合計7回のワールド・チャンピオンを獲得。この時期にMVに乗ったサーティーズは、ほとんど無敵の存在であった。61年からは4輪レースに転じ、例年にフェラーリに乗ってチャンピオンの座についた。67~68年にはホンダに属し、ローラのシャシーを流用してホンドーラなどと称されたRA300で、67年のイタリアGPに優勝している。その年を最後にホンダがF1から撤退したため、彼はそのあとはBRM、マクラーレンなどに移り、71年からは自らの名を冠したマシンを製作、チームオーナー兼ドライバーとして活躍。そこまで上り詰めて、その経歴を閉じた。サーティーズ以後、現在に至るまで2輪と4輪のワールド・タイトルを手にした者は、まだ、現れていない。
Weblioに収録されているすべての辞書からジョン・サーティーズを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- ジョン・サーティーズのページへのリンク