ジビク・テムルとは? わかりやすく解説

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ジビク・テムル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/07 01:28 UTC 版)

ジビク・テムルモンゴル語: J̌ibig temür中国語: 只必帖木児、生没年不詳)は、オゴデイの息子のコデンの息子で、モンゴル帝国の皇族。『元史』などの漢文史料では只必帖木児(zhībìtiēmùér)、『集史』などのペルシア語史料ではجینك تیمور(jīnk tīmūr)と記される。


  1. ^ 杉山2004,481-482頁
  2. ^ 杉山2004,480-481頁
  3. ^ 『元史』巻4世祖本紀1,「[中統元年十二月]乙巳……。賜……只必帖木児銀八百三十三両」
  4. ^ 『集史』にはクビライがカアンに即位した上都クリルタイにジビク・テムルも参加しクビライを推戴したと記されるが、ジビク・テムルの当主就任時期から見て本当に上都クリルタイに出席したかは疑わしい。実際に、『元史』は上都クリルタイ出席者の中にジビク・テムルの名前を挙げていない(杉山2004,106-107頁)
  5. ^ 『元史』巻126廉希憲伝,「渾都海聞京兆有備、遂西渡河、趨甘州、阿藍答児復自和林提兵与之合、分結隴・蜀諸将、又使紐璘兄宿敦為書招紐璘。……渾都海・阿藍答児合軍而東、諸将失利、河右大震、西土親王執畢帖木児輜重皆空、就食秦雍。朝議欲棄両川、退守興元、希憲力言不可、乃止。会親王合丹及汪惟良・八春等合兵復戦西涼、大敗之、俘斬略尽、得二叛首以送、梟之京兆市」
  6. ^ 『元史』巻5世祖本紀2,「[中統四年八月]丙寅、以諸王只必帖木児部民困乏、賜銀二万両給之」
  7. ^ 杉山2004,112-113頁
  8. ^ 『元史』巻6世祖本紀3,「[至元二年二月]甲子……詔並諸王只必帖木児所設管民官属」
  9. ^ 『元史』巻6世祖本紀3,「[至元二年九月]丁巳、賞諸王只必帖木児麾下河西戦功銀二百五十両」
  10. ^ 『元史』巻6世祖本紀3,「[至元二年十一月]辛丑、賜諸王只必帖木児銀二万五千両・鈔千錠」
  11. ^ 『元史』巻7世祖本紀4,「[至元九年春正月]庚辰……京兆復立行省・仍命諸王只必帖木児設省断事官」
  12. ^ 『元史』巻7世祖本紀4,「[至元九年十一月]壬戌……諸王只必帖木児築新城成、賜名永昌府」
  13. ^ 『元史』巻8世祖本紀5,「[至元十二年三月]乙亥……仍勅安西王忙兀剌・諸王只必帖木児・駙馬長吉、分遣所部蒙古軍従西平王奥魯赤征吐蕃」
  14. ^ 『元史』巻9世祖本紀6,「[至元十四年二月]丙寅……諸王只必鉄木児言『永昌路駅百二十戸、疲於供給、質妻孥以応役』。詔賜鈔百八十錠贖還之」
  15. ^ 『元史』巻10世祖本紀7,「[至元十六年春正月]甲寅、無籍軍侵掠平民、而諸王只必帖木児所部為暴尤甚、命捕為首者置之法」
  16. ^ 『元史』巻11世祖本紀8,「[至元十七年夏四月]己亥、諸王只必帖木児請各投下設官、不従」
  17. ^ 『元史』巻12世祖本紀9,「[至元二十年五月]己卯、酬諸王只必帖木児給軍羊馬鈔十万錠」
  18. ^ 『元史』巻12世祖本紀9,「[至元二十年冬十月]癸卯、諸王只必帖木児請括閲常徳府分地民戸、不許」
  19. ^ 『元史』巻12世祖本紀9,「[至元二十年十一月]丁巳……諸王只必帖木児請於分地二十四城自設管課官、不従」
  20. ^ a b 杉山2004,482頁
  21. ^ 『元史』巻23武宗本紀2,「[至大三年八月]己巳、以諸王只必鉄木児貧、仍以西涼府田賜之」
  22. ^ 安部1955,121頁
  23. ^ 杉山2004,467頁
  24. ^ 杉山2004,488頁
  25. ^ 杉山2004,468頁


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