ジアリホールとは? わかりやすく解説

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ジアリホス

分子式C14H17ClNO4PS2
その他の名称トーラック、ジアリホス、ジアリホール、Torak、H-14503、Dialifor、Dialifos、Dialiphos、Dithiophosphoric acid O,O-diethyl S-[2-chloro-1-(1,3-dihydro-1,3-dioxo-2H-isoindol-2-yl)ethyl]、Dithiophosphoric acid S-[2-chloro-1-(1,3-dioxoisoindolin-2-yl)ethyl]O,O-diethyl ester、Dithiophosphoric acid O,O-diethyl S-[2-chloro-1-(1,3-dihydro-1,3-dioxo-2H-isoindol-2-yl)ethyl] ester
体系名:ジチオりん酸O,O-ジエチルS-[2-クロロ-1-(1,3-ジヒドロ-1,3-ジオキソ-2H-イソインドール-2-イル)エチル]、ジチオりん酸S-[2-クロロ-1-(1,3-ジオキソイソインドリン-2-イル)エチル]O,O-ジエチル


ジアリホール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/20 22:02 UTC 版)

ジアリホール
Dialifor
識別情報
CAS登録番号 10311-84-9
PubChem 25146
ChemSpider 23490
日化辞番号 J3.118F
特性
化学式 C14H17ClNO4PS2
モル質量 393.85 g/mol
外観 白色の粉末[1]
融点

67~69 ℃

への溶解度 難溶
その他の溶剤への溶解度 アセトンクロロホルムキシレンエーテルに易溶。エタノールヘキサンに難溶。
危険性
半数致死量 LD50 5mg/kg (ラット、経口)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ジアリホール: Dialifor)は 有機リン殺虫剤の一種。ジアリホス: Dialifos)とも呼ばれる。

用途

アメリカのハーキュリーズ社が開発した農薬で、商品名は「トーラック」。ミカンハダニ 、サビダニ、ヤノネカイガラムシなどに有効であった。日本では1972年6月30日に農薬登録を受け、1982年には日本国内で90トンの原体が生産されたが、1984年1月10日に登録が失効している。

安全性

日本の毒物及び劇物取締法上の毒物に該当する。人体に対しては、縮瞳や胸部圧迫感など有機リン化合物特有の中毒症状が生じる[2]

脚注

  1. ^ 製品安全データシート和光純薬工業
  2. ^ 『農薬毒性の事典 改訂版』p75

参考文献

  • 植村振作・河村宏・辻万千子・冨田重行・前田静夫著 『農薬毒性の事典 改訂版』 三省堂、2002年ISBN 978-4385356044

外部リンク

  • ジアリホス - 神奈川県環境科学センター:安全性・毒性


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