シュメール/バビロニア神話
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 05:50 UTC 版)
「イルカ」の記事における「シュメール/バビロニア神話」の解説
イルカ信仰=魚信仰(注:古代人にとって、クジラ・イルカ類は「魚」に分類される)の起源を遡ると、最古の物としては、シュメールの「アプカルル」/「アダパ」に辿り着く。バビロニアの「オアンネス」も同じ存在を指しているとされ、これらは、エンキ (エア)やダゴンと同一視される。これらは「賢者=知恵の神」とされ、「イルカが賢い」とされる言説は、根源的にはこれに由来する[要検証 – ノート]。 アプカルルは、アッカド語で「偉大な水の人」の意味で、「偉大な」という意味の形容詞「カル」を取ると、「アプル」すなわち「水の人」という意味になる。この「アプル」は、冥界の太陽神ネルガルの称号であり、この「アプル」がアポローンやアプロディーテーの語幹「アポロ」「アプロ」の語源であると考えられている。
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