シトロボラム因子としての発見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/31 05:40 UTC 版)
「フォリン酸」の記事における「シトロボラム因子としての発見」の解説
1948年に、SauberlichとBaumannは、細菌Leuconostoc citrovorumの培養に必要な因子として「シトロボラム因子」を発見した。当初はこの分子の構造は不明であったが、実験的には葉酸がアスコルビン酸存在下で肝細胞により代謝された産物として報告された。また、このシトロボラム因子合成系に蟻酸ナトリウムを加えると、上清中のシトロボラム因子活性が上昇することが発見された。今日では、これは5-ホルミル誘導体の収量が増加するためであるとして理解されている。この処理によりシトロボラム因子の大量生産が可能となり、その構造が5-ホルミルテトラヒドロ葉酸であることが同定されるに至った。[要出典]
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