サーンキヤの概念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/02 06:28 UTC 版)
サーンキヤ学派では、精神原理プルシャと物質原理プラクリティが対置されている。サーンキヤでは、プルシャは物質的要素をまったくはなれた純粋なものとされる。同学派は、「私はだれだれである」とか「私の何々は」といった意識は、プラクリティから生じた心理器官に属するとし、それらの意識は上位器官である理性に属するとするが、プルシャはそうした意識や理性とは別であるとし、またプルシャは様々な感情とも異なるとする。プルシャは、プラクリティの展開がつくりだす現象世界を観照するとする。プルシャを説明するのに、水面や鏡に映った映像を見る人のたとえが用いられている。
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