サッカー競技場とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 標準案内用図記号 > サッカー競技場の意味・解説 

サッカー競技場 Football stadium

サッカー競技場 (画像をクリックする拡大します)  

サッカーのフィールド

(サッカー競技場 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/21 18:34 UTC 版)

サッカーにおけるフィールド (Football field) もしくはピッチ (Football pitch) は、サッカーにおいて試合を行うために設けられる競技の場である。

サッカーのルールであるLaws of the Gameでは第1条に"The field of play"と規定されている。なお日本サッカー協会による「サッカー競技規則」では「競技のフィールド」として記載されている。

規定にはメートル法に基づいた長さ、大きさの表記以外に、ヤード・ポンド法に基づいた長さ、大きさの表記が併記されている。以下で登場する1ヤード(yd)は正確に0.9144 mである。

概要

フィールドは、タッチライン90 - 120m(100 - 130yds)、ゴールライン45 - 90m(50 - 100yds)の長方形としなければならない。 公式戦が行われる場合105m×68mの大きさが国際的な標準である。

フィールドの表面は、天然芝か基準を満たした人工芝またはそれらを組み合わせたもの(ハイブリッドシステム)でなければならない。

各ゴールラインの中央に幅7.32m(8yds)、高さ2.44m(8ft)のゴールが1基ずつ設置される。

各コーナーには1.5m(5ft)以上のフラッグポストを立てなければならない。

テクニカルエリア

フィールド外になるが、国際サッカー評議会の決定により、これ以外にテクニカルエリアが設定されている。

テクニカルエリアは、ベンチの両端1 m(1yd)、ベンチの前方にフィールドの手前1 m(1yd)で区画されるエリアに設定される。このエリアはライン若しくはマーカーによって明確に規定される事が望ましいとしている。

このエリアはチームスタッフ、特に監督が指示を出すために設定されるエリアであり、指示を出した後は、速やかに元の位置に戻らなければならないと決められていた。現行ルールでは改正され、その都度ただ1 人の役員のみが戦術的指示を伝えることができる。試合中、チームスタッフは基本的にこのエリアの中にとどまっていなければならない。

各ラインの持つ意味

境界線は全て同じ太さで、12 cm以下のラインで描かれる。また、各エリアのラインはそのエリアの一部であるため、少しでもラインにボールがかかっていればそのエリア内にあるものと見なされる。(2022年FIFAワールドカップグループE日本対スペインの三笘薫のプレーが良い例である。)ただし、ハーフウェーラインはオフサイドの判断の際、どちらのハーフにも属さない。

ゴールライン

ゴールラインからボールが出た場合は、以下の方法で試合が再開される。

  • 相手陣内のゴールラインの外にボールを出した場合
    相手チームのゴールキックによって試合が再開される。
  • 自陣内のゴールラインの外にボールを出した場合
    相手チームのコーナーキックによって試合が再開される。

センターマークとセンターサークル

センターマークはキックオフを行う際にボールが設置される。キックオフを行う時、キックオフを行わないチームの選手はセンターサークルの中にはいってはならない。逆に言えば、センターサークルの中に相手選手が入っている場合キックオフを行うことが出来ない。こうした行為は遅延行為により警告(イエローカード)の対象となる。

ペナルティーエリア

このエリア内でのみ、ゴールキーパーは手でボールを扱う事が許される。また、守備側が直接フリーキックに相当する反則を犯した場合、ペナルティーキック(PK)が与えられる。

ペナルティーマーク

ペナルティーキックを行う際にボールを設置する。この際、ボールはマークの中に収められなければならない。例えば、少しでもボールを前に置こうとして、ボールをマークの前方にはみ出させて置くことなどは認められない。

ペナルティーアーク

ペナルティーキックを行う際、ペナルティーキックを蹴る選手と、守備側のゴールキーパー以外は、ペナルティーキックが蹴られる瞬間までペナルティーアーク、及びペナルティーエリアで区画されたエリアの内側、また、前述のペナルティーマークの前方に位置することは出来ない。なおペナルティーエリアに隣接してはいるが、ペナルティーアーク内ではゴールキーパーもボールを手で扱うことは出来ない。

コーナーエリア

コーナーキックを行う際にこのエリア内にボールを設置する。

外部リンク


「サッカー競技場」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サッカー競技場」の関連用語

サッカー競技場のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サッカー競技場のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
交通エコロジー・モビリティ財団交通エコロジー・モビリティ財団
Copyright(c) EcoMo Foundation
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサッカーのフィールド (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS