サウンドテーブルテニス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/07 06:39 UTC 版)
サウンドテーブルテニスは日本で考案された卓球を模した球技である[1]。
起源
1933年に発祥[2]。当時の栃木県足利盲学校の校長が[2]視覚障害者の訓練、リハビリのために始めたとされ[1]、当時は盲人用ピンポンと称していた[2]。年々、競技として楽しむ動きが広がっており2004年からは、「日本視覚障害者卓球連盟」主催の全国大会が毎年開かれている[1]。競技人口は1,000人以上とされている[1]。
概要
ルール
※詳細なルールは、大会や地域によって異なる。
- 審判の「プレー」という声から10秒以内に、サーバーは「いきます」と声を出し、レシーバーが5秒以内に「はい」と言ってから、5秒以内に試合開始。
- 金属が入った音の鳴るピンポン球を、ラバーの貼っていない木製ラケットで、相手コートに打ち返す。
- 打った球が、相手のラケットに触れる前にエンドフレームに当たれば得点。ただし、フレームに当たっても、球が台から落ちたり、打った球がネットに触れて、相手コートに達しなかった場合、相手の得点になる。
- 1ゲーム11点で、5ゲームマッチ。3ゲーム先取したプレーヤーが勝ち。
一般的な卓球との違い
- 音の鳴る金属球が4つ入った球を使う。
- 球を転がして打ち合う。
- 卓球台は高さ1.5cm球の落下防止用のエンドフレーム・サイドフレームを設ける。(落下防止用フレームは、段ボールなどで代用可)
- ラバーを貼らない木製のラケットを使う。
- プレイヤーはアイマスク・アイシェードを使う。(種目によって使わないこともある)
脚注
注釈
出典
参考文献
関連項目
外部リンク
- “【公式】日本視覚障害者卓球連盟.Japan Association of Sound table tennis”. jatvi.com. 2021年9月17日閲覧。
サウンドテーブルテニス
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「栃木県立盲学校」の記事における「サウンドテーブルテニス」の解説
サウンドテーブルテニスは、1933年(昭和8年)に栃木県立盲学校の前身である足利盲学校の校長・沢田正好が「盲人用ピンポン」として考案したものである。当初は訓練ないしリハビリテーションを目的としたもので、ピンポン(卓球)というよりは「玉ころがし」のような種目であった。また、台の四方をすべてフレームで囲む、台の中央を高くしてボールの転がる速度を調整するなど、地域により競技ルールに差があった。その後、競技化が進み、2004年(平成16年)からは、日本視覚障害者卓球連盟による全国大会が開かれるようになった。 2018年(平成30年)10月6日には、第36回関東地区盲学校卓球大会の会場となった。
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