サウス‐ポイント【South Point】
サウスポイント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/28 05:46 UTC 版)


サウスポイント(英語: South Point)はハワイ語でカラエ(Ka Lae、「岬」の意味)とも呼ばれ、アメリカ合衆国ハワイ州ハワイ島の最南端の岬で、またアメリカ合衆国50州(グアム、プエルトリコ自治領などを除く)の最南端でもある。まわりは大きな岩海岸で、風も強い。 [1]
カラエはハワイで最も早く人が住んだ地域のひとつであり、この島で最も長い考古学的記録がある。[2]ハワイ諸島の中でハワイ島はタヒチ島に最も近いため、ポリネシア人が最初に上陸した場所であり、カラエが最初の上陸地点だったと一般に考えられていて、ヘイアウ(古代ハワイの石造り寺院)と「釣りの社」の遺跡がここにある。
なお、ハワイ島の最北端は近くにウポル空港(ʻUpolu Airport)があるウポル岬で、最東端はクムカヒ岬で、最西端は近くにコナ国際空港があるケアホレ岬(Cape Keahole)である。
近くの施設
岬には灯台があり[3]、近くに大型の風力発電施設[4]、スウェーデン宇宙公社のサウスポイント・サテライト・ステーション[5]などもある。
グリーンサンド・ビーチ
サウスポイントへ行く道路の途中で左へ曲がって達する海岸には、砂浜が緑色の「グリーンサンド・ビーチ」(Papakolea Beach)がある。
交通
ハワイ島の州道11号線(ヒロ~ハワイ火山国立公園ビジターセンター~カイルア・コナ)の途中のワイオヒヌ(Waiohinu, Hawaii)の村の少し西でサウスポイント・ロードを南へ12マイル(19km)下ったところにある。この道路は以前未舗装であったが、現在は完全舗装されていて、上下2車線への改装が進んでいる[6]。
写真集
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Kamaona旧風力発電施設(既に取り壊し)
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Pakini Nui新風力発電所施設(2007年稼働)
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サウスポイント灯台
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スウェーデン宇宙公社のサウスポイント・サテライト・ステーション
脚注
- ^ ハワイ島サウスポイント
- ^ South Point Complex (National Historic Landmarks Program, archived
- ^ Minor light of Hawai'i - Ka Lae, HI (Lighthousefriends.com)
- ^ 1987年からのKamaona旧風力発電所(三菱電機のタービン使用)は取り壊されて、2007年からのPakini Nui新風力発電所(ゼネラル・エレクトリックのタービン使用)が稼働中:Tawhiri Power LLC's Pakini Nui Wind Farm
- ^ SOUTH POINT SATELLITE STATION
- ^ サウスポイントへ行こう!<ハワイ島>
関連項目
外部リンク
サウスポイント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 06:39 UTC 版)
アメリカ合衆国最南端地点であるサウスポイントのハワイ語名称「カ・ラエ」は「岬」を意味する。ハワイアン・ホーム・ランズによって管理されているが、特に施設などは無い。潮の合流地点が付近にあり、ハワイ島でもっとも豊穣なフィッシングスポットにもなっている。古代ハワイ人の遺跡としてカラレア・ヘイアウがあり、クムリポに出てくる漁の神クウラに大漁を願って建設されたと考えられている。
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