コーディエライト
熱膨張率が小さく耐熱衝撃性に優れた結晶質のセラミックス。自動車に利用されている代表的なものは排ガス浄化用触媒のハニカム形状コーディエライト製担体である。排ガス浄化用触媒は、急速な昇温降温が繰り返されるため耐熱衝撃性が優れていることが第1に要求される。また、ハニカム構造体は排ガスとの接触面積が大きくとれ、背圧による圧力損失も少ないなどの長所がある。排ガス浄化用触媒は現在ぺレット型(粒状触媒を耐熱容器に充填した触媒コンバーター)と、ハニカム構造体の2種類があるが、排ガスの処理条件が厳しくなるにつれてコーディエライト製ハニカム構造体の長所が認められ、この比率が増えている。
参照 触媒、触媒コンバーター- コーディエライトのページへのリンク